三輪

提供: Nohwiki
2023年3月1日 (水) 02:28時点におけるNwiki (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「みわ Miwa == 概要 == 大和国(奈良県)三輪山の麓に住む僧、玄賓(げんぴん)(ワキ)は、毎日水を供えにやって来る女(前…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

みわ Miwa

1 概要

大和国(奈良県)三輪山の麓に住む僧、玄賓(げんぴん)(ワキ)は、毎日水を供えにやって来る女(前シテ)を不思議に思っている。ある日、いつものように水を供え、玄賓と言葉を交わした女は、玄賓に衣を所望する。快く衣を与えた玄賓は、女の素性を尋ねる。女は三輪の里に住んでいる者であると答え、杉の木が立っている門を目印に訪ねるよう玄賓に述べて消え失せる。里の男(アイ)が杉の木に玄賓の衣がかかっているのを見つけ、玄賓に告げる。里の男から話を聞いた玄賓は、杉の木のもとへ向かう。衣をみつけた玄賓のもとに三輪明神(後シテ)が現われ、三輪山の伝説を語り、神楽を舞う。

2 上演記録

上演年月日 西暦 記録名 曲名表記
寛正6年3月9日 1465年 親元日記 三輪
文正1年2月25日 1466年 飯尾宅御成記 三王
天文8年9月18日 1539年 天文日記 三輪
天文10年2月6日 1541年 天文日記 三輪
天文12年2月11日 1543年 多聞院日記 三輪
天文13年2月2日 1544年 言継卿記 三輪
天文14年5月7日 1545年 言継卿記 三輪
天文22年1月13日 1553年 天文日記 三輪
天文23年3月12日 1554年 言継卿記 三輪
天文23年11月9日 1554年 中臣祐磯記 三輪
弘治2年2月12日 1556年 言継卿記 三輪
永禄4年3月30日 1561年 三好亭御成記 三輪
永禄4年3月5日 1561年 元利元就父子行向雄高山滞留日記 三輪
永禄6年3月13日 1563年 言継卿記 三輪
永禄6年6月24日 1563年 言継卿記 三輪
永禄7年5月17日 1564年 言継卿記 三輪
永禄7年10月22日 1564年 言継卿記 三輪
永禄11年1月26日 1568年 言継卿記 三輪
永禄11年6月24日 1568年 言継卿記 三輪
永禄12年4月27日 1569年 言継卿記 三輪
元亀2年4月18日 1571年 言継卿記 三輪
天正9年9月3日 1581年 上山城寺田庄法堅法度万ノ書物 三わ
天正11年8月15日 1583年 丹後細川能番組 三輪
天正12年10月17日 1584年 言継卿記 三輪
天正13年7月13日 1585年 宇野主人記 三輪
天正14年2月12日 1586年 丹後細川能番組 三輪
天正14年11月3日 1586年 丹後細川能番組 三輪
天正14年12月22日 1586年 丹後細川能番組 三輪
天正16年1月21日 1588年 伊達治家記録 三輪
天正16年3月30日 1588年 能之留帳 三輪
天正16年7月20日 1588年 毛利輝元上洛記 三輪
天正16年7月30日 1588年 毛利輝元上洛記 三輪
天正16年8月25日 1588年 毛利輝元上洛記 三輪
天正16年9月5日 1588年 毛利輝元上洛記 三輪
天正17年1月5日 1589年 能之留帳 三輪
天正17年6月16日 1589年 能之留帳 三輪
天正17年7月13日 1589年 丹後細川能番組 三輪
天正18年9月19日 1590年 能之留帳 三輪
文禄1年4月15日 1592年 能之留帳 三輪
文禄2年4月26日 1593年 能之留帳 三輪
文禄2年10月5日 1593年 文禄二年禁中能番組 三輪
文禄2年11月7日 1593年 能之留帳 三輪
文禄2年11月25日 1593年 能之留帳 三輪
文禄3年1月29日 1594年 駒井日記 三輪
文禄3年2月22日 1594年 能之留帳・駒井日記 三輪
文禄3年6月9日 1594年 能之留帳 三輪
文禄3年11月12日 1594年 能之留帳 三輪
慶長1年2月29日 1596年 能之留帳 三輪
慶長1年3月26日 1596年 能之留帳 三輪
慶長2年8月14日 1597年 能之留帳 三輪
慶長3年5月5日 1598年 能之留帳 三輪
慶長4年1月2日 1599年 能之留帳 三輪
慶長4年4月10日 1599年 能之留帳 三輪
慶長4年10月3日 1599年 能楽盛衰記 三輪
慶長7年1月13日 1602年 能之留帳 三輪
慶長7年4月4日 1602年 能之留帳 三輪
慶長7年7月22日 1602年 能之留帳 三輪

3 異名(古名)

三輪おたまき[みわのおだまき]

4 現在の上演流派

五流