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(ページの作成:「かきつばた Kakitsubata == 概要 == 東国行脚へと赴く僧(ワキ)が、三河の国で咲き誇る杜若に眼を奪われている。そこへ一人…」) |
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東国行脚へと赴く僧(ワキ)が、三河の国で咲き誇る杜若に眼を奪われている。そこへ一人の女(シテ)がやって来る。僧がこの場所について尋ねると、女は杜若の名所である八橋だと答える。『伊勢物語』の「からころも」の古歌について教えた女は、一夜の宿を貸そうと僧を庵へ招き入れる。すると、いつしか女は冠と唐衣をまとって、僧の前に現れる。女は杜若の精であると正体を明かし、また在原業平は歌舞の菩薩の化現であると教える。杜若の精は舞い、女人成仏と草木国土悉皆成仏を説き、夜明けとともに姿を消す。 | 東国行脚へと赴く僧(ワキ)が、三河の国で咲き誇る杜若に眼を奪われている。そこへ一人の女(シテ)がやって来る。僧がこの場所について尋ねると、女は杜若の名所である八橋だと答える。『伊勢物語』の「からころも」の古歌について教えた女は、一夜の宿を貸そうと僧を庵へ招き入れる。すると、いつしか女は冠と唐衣をまとって、僧の前に現れる。女は杜若の精であると正体を明かし、また在原業平は歌舞の菩薩の化現であると教える。杜若の精は舞い、女人成仏と草木国土悉皆成仏を説き、夜明けとともに姿を消す。 |
2024年11月28日 (木) 01:00時点における最新版
かきつばた Kakitsubata 元和卯月本「社若」
1 概要
東国行脚へと赴く僧(ワキ)が、三河の国で咲き誇る杜若に眼を奪われている。そこへ一人の女(シテ)がやって来る。僧がこの場所について尋ねると、女は杜若の名所である八橋だと答える。『伊勢物語』の「からころも」の古歌について教えた女は、一夜の宿を貸そうと僧を庵へ招き入れる。すると、いつしか女は冠と唐衣をまとって、僧の前に現れる。女は杜若の精であると正体を明かし、また在原業平は歌舞の菩薩の化現であると教える。杜若の精は舞い、女人成仏と草木国土悉皆成仏を説き、夜明けとともに姿を消す。
2 現在の上演流派
五流