「玉葛・玉鬘」の版間の差分

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たまかずら
たまかずら
[[Tamakazura]]
[[Tamakazura]]  [[元和卯月本「玉葛」]]
== 概要 ==
== 概要 ==
旅僧(ワキ)が、初瀬詣に行く。初瀬川に到着すると、棹で舟を操る里の女(前シテ)と出会う。二人はともに初瀬寺(はせでら)(別名・長谷寺(はせでら))に参詣する。里の女は、旅僧を、玉鬘に縁がある「二本(ふたもと)の杉」に案内し、玉鬘の生涯について語る。里の女が、旅僧に、玉鬘の回向を頼む。そして、自らが玉鬘であることをほのめかして、姿を消す。初瀬寺の門前の者(アイ)が、玉鬘について語る。僧が玉鬘を弔っていると、玉鬘の亡霊(後シテ)が現れる。亡霊は、死後も恋の恨みと妄執の苦しみから抜け出せないことを述べ、狂乱の態を見せる。
旅僧(ワキ)が、初瀬詣に行く。初瀬川に到着すると、棹で舟を操る里の女(前シテ)と出会う。二人はともに初瀬寺(はせでら)(別名・長谷寺(はせでら))に参詣する。里の女は、旅僧を、玉鬘に縁がある「二本(ふたもと)の杉」に案内し、玉鬘の生涯について語る。里の女が、旅僧に、玉鬘の回向を頼む。そして、自らが玉鬘であることをほのめかして、姿を消す。初瀬寺の門前の者(アイ)が、玉鬘について語る。僧が玉鬘を弔っていると、玉鬘の亡霊(後シテ)が現れる。亡霊は、死後も恋の恨みと妄執の苦しみから抜け出せないことを述べ、狂乱の態を見せる。

2024年12月17日 (火) 13:32時点における最新版

たまかずら Tamakazura  元和卯月本「玉葛」

1 概要

旅僧(ワキ)が、初瀬詣に行く。初瀬川に到着すると、棹で舟を操る里の女(前シテ)と出会う。二人はともに初瀬寺(はせでら)(別名・長谷寺(はせでら))に参詣する。里の女は、旅僧を、玉鬘に縁がある「二本(ふたもと)の杉」に案内し、玉鬘の生涯について語る。里の女が、旅僧に、玉鬘の回向を頼む。そして、自らが玉鬘であることをほのめかして、姿を消す。初瀬寺の門前の者(アイ)が、玉鬘について語る。僧が玉鬘を弔っていると、玉鬘の亡霊(後シテ)が現れる。亡霊は、死後も恋の恨みと妄執の苦しみから抜け出せないことを述べ、狂乱の態を見せる。

2 現在の上演流派

五流