法華経／法華三部経 ＞ 法華経 序品（第一）
ほけきょう じょほん
『法華経』二十八品のうち第一。天台大師智顗の解釈では、『法華経』を前後二つに分けたうちの前半部（「迹門」）に属す。『法華経』の教え全体が説き起こされるための導入となる章で、霊鷲山で『無量義経』を説き終えた釈尊が無量義処三昧という瞑想の境地に入っていた折、「妙法蓮華」という大法を説く予兆として釈尊の身体から光瑞が放たれるなど様々の奇瑞があったことが描かれる。（中野）
照于東方、万八千土