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ありどおし
ありどおし
[[Aridōshi]]
[[Aridōshi]]  [[元和卯月本「蟻通」]]
== 概要 ==
== 概要 ==
玉津島明神(和歌山県)へ向かう途中、蟻通明神(大阪府)の神前を知らずに行き過ぎようした紀貫之(ワキ)は、大雨と動かなくなった馬に難儀する。そこへ蟻通明神の宮守(シテ)が現れ、下馬しなかったことを神が咎めていると言う。宮守の勧めで、神の心を静めるために貫之が和歌を詠むと、馬が立ち上がる。宮守は祝詞を上げ舞歌の道を称賛すると、蟻通明神だと正体を明かし忽然と消える。
玉津島明神(和歌山県)へ向かう途中、蟻通明神(大阪府)の神前を知らずに行き過ぎようした紀貫之(ワキ)は、大雨と動かなくなった馬に難儀する。そこへ蟻通明神の宮守(シテ)が現れ、下馬しなかったことを神が咎めていると言う。宮守の勧めで、神の心を静めるために貫之が和歌を詠むと、馬が立ち上がる。宮守は祝詞を上げ舞歌の道を称賛すると、蟻通明神だと正体を明かし忽然と消える。

2024年11月28日 (木) 12:19時点における最新版

ありどおし Aridōshi  元和卯月本「蟻通」

1 概要

玉津島明神(和歌山県)へ向かう途中、蟻通明神(大阪府)の神前を知らずに行き過ぎようした紀貫之(ワキ)は、大雨と動かなくなった馬に難儀する。そこへ蟻通明神の宮守(シテ)が現れ、下馬しなかったことを神が咎めていると言う。宮守の勧めで、神の心を静めるために貫之が和歌を詠むと、馬が立ち上がる。宮守は祝詞を上げ舞歌の道を称賛すると、蟻通明神だと正体を明かし忽然と消える。

2 上演記録

上演年月日 西暦 記録名 曲名表記
天文10年2月13日 1541年 天文日記 蟻通

3 現在の上演流派

五流